毒素の一種で健康を害する犯人のひとつとして近年注目されてきている。有害重金属には様々な種類があり、身体の不調を引き起こす原因になることがある。口や鼻を通じてカラダに入った有害重金属はタンパク質や脂肪に吸着して蓄積、体内の酵素にとりつき、その働きを阻害する。酵素は特定のミネラルやビタミンと結合することで人の身体には欠かせない働きをしているが、酵素は時々ミネラルと間違え、有害重金属と結合することがある。その結果、酵素は本来の役割を果たせなくなり、身体のシステムに狂いが生じることがある。主な有害重金属として、水銀、カドミウム、鉛、タリウム、ヒ素などがある。
水銀は水俣病の、ヒ素は毒入りカレー事件の、カドミウムはイタイイタイ病の、鉛は鉱山の鉛中毒の原因として知られている。日常生活では、これらの公害や事件ほど高濃度に身体に蓄積することはまずありえないが、ある程度蓄積すると体調不良を引き起こすことがあるので注意が必要だ。
身体に蓄積した有害重金属の量は、医療機関において毛髪ミネラル検査や尿誘発検査などで調べられる。